« 【平成23年度文集-1】 満席のちびっ子、元気いっぱい、ハイハイの挙手… | トップページ | 【平成23年度文集-3】 子どもたちに学ぶ楽しさを »

2012年1月 9日 (月)

【平成23年度文集-2】 理性と感性

   理性と感性
                        

                        南北海道創才教育推進会 副会長 山﨑 文雄  

 子供たちを理解しようとすることは大変困難なことです。まして理性を通して理解しようなどと云うことはとても出来ることではありません。我が子だから理解出来ると云ってもあくまでも感性による理解であって、本当に理解出来ているとは思われません。人はもの事を理解するときは、理性を通じて、考え、論理的に筋道を立てながら理解するか、あるいは自らの持つ感性によって理解するか2つの能力によっているように思います。この2つの能力は鍛錬によって磨かれるもので、人が生きる上で極めて大切な能力である事は間違いありません。

 私は今年の10月に世界で3番目に大きなノルウエーギアン エピク号15万5千トンに乗船し、スペインとイタリアを旅しました。日本の最大客船は5万トンの飛鳥Ⅱですが、これの3倍の大きさです。19階建で、エレベータは30基、いざと云う時の救命用ボートは8,654人収容できると聞いて驚きましたが、いくら大きくて、複雑であっても船の構造や機能は数学や物理の知識があれば理解出来ます。宇宙船も情報機器も理解出来るようになるでしょう。その基礎はやはり算数や数学です。算数や数学が嫌いになったら、人生の楽しみはかなり低下するに違いありません。

 しかし他方では、これらの論理的能力を備えてもなお理解でいない物が沢山あります。今回訪れたスペインではピカソやガウデーが傑作を残していますが、これを理性によって理解しようにも出来ません。これはあくまでも感性の問題で、瞬間にひらめく驚きの能力とでも表現して良いのかも知れません。彼らが創り出した傑作は時代を超えて数千年前の縄文時代に生みだされた傑作にも通じるように思えます。ガウデーが残したサクラダファミリア、その他、住宅や公園 全てが世界遺産に指定されていますが、彼の場合は研ぎ澄まされた論理的な思考と自然の中には直線は無いと感じとつた豊かな感性が発揮されて創り出された傑作と云えるでしょう。もう一つ云えることは彼には確かな信仰があつた点です。

 私達には理性によって理解する能力と感性によって感じとる能力と2つの能力が明らかに備わっています。この能力を発揮するためには良き教師と指導者に恵まれる事が大切です。今回講師としておいで頂いた細水保宏先生のような優れた先生のところには出掛けていって教えを請うことはいつの時代にも必要なことです。更に加えるなら、時には都会を離れて謙虚な気持ちで自然と接することも大切なことではないでしょうか。

« 【平成23年度文集-1】 満席のちびっ子、元気いっぱい、ハイハイの挙手… | トップページ | 【平成23年度文集-3】 子どもたちに学ぶ楽しさを »

参加者の声」カテゴリの記事

学問・資格」カテゴリの記事

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1529983/43682730

この記事へのトラックバック一覧です: 【平成23年度文集-2】 理性と感性:

« 【平成23年度文集-1】 満席のちびっ子、元気いっぱい、ハイハイの挙手… | トップページ | 【平成23年度文集-3】 子どもたちに学ぶ楽しさを »

無料ブログはココログ